近年、健康や美容への効果が期待されるCBDオイルが人気を集めています。
しかし、安全性が気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、CBDオイルの副作用について、最新の情報を分かりやすく解説します。
CBDオイルの服用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
CBDオイルとは?
CBDオイルは、麻由来の成分であるカンナビジオール(CBD)を抽出したオイルです。
CBDは、精神活性作用がなく、近年、様々な健康効果が期待されています。
精神活性作用がないため、使用者が「ハイ」になったり中毒を引き起こしたりすることはないとされています。
CBDオイルの成分
CBDオイルの主な成分は、CBDの他に、カンナビノイドと呼ばれる成分や、テルペン、フラボノイドなどの植物性化合物などが含まれています。
CBDオイルの効果効能
CBDオイルには、以下のような効果効能が期待されています。
- 抗不安・抗ストレス作用
- 睡眠改善効果
- 鎮痛作用
- 抗炎症作用
- 抗酸化作用
- 美肌効果
これらの効果効能は、科学的研究によって徐々に明らかにされています。
やめたほうがいい?CBDオイルの副作用とは
CBDオイルの想定される副作用にはいくつかのものがあります。
重篤な副作用が現れる場合には、CBDオイルの摂取をすぐにとりやめることをおすすめします。
CBDはTHCとは違い精神活性作用がない
CBDとTHCは別のものです。
CBDとTHCの違いは以下の通りです。
大麻草からの抽出部位 |
精神活性作用 |
|
CBD |
種子、茎 |
なし |
THC |
花、穂、葉、根 |
あり |
大麻草成分というと、違法なマリファナの主成分THC(テトラヒドロカンナビノール)が有名ですが、CBDとは全くの別物になります。
よくある副作用
前述のように、CBDオイルの副作用は軽度で、一時的なものがほとんどです。
主な副作用と症状
- 下痢: 摂取量の調整で改善されることが多い。
- 口渇: 水分をこまめに摂取することで改善される。
- 眠気: 摂取時間を調整することで改善される。
- 倦怠感: 十分な休息をとることで改善される。
- 食欲減退: 軽い運動や食事内容の工夫で改善される。
重篤な副作用
まれに、以下のような重篤な副作用が現れることがあります。
- 肝機能障害: 高用量のCBDオイルを長期にわたって摂取した場合に起こる可能性がある。
- 低血圧: 血圧が低下する可能性があるため、注意が必要。
- 薬物相互作用: 他の薬と併用すると、相互作用を起こす可能性がある。
これらの症状が現れた場合は、すぐに医師に相談してください。
副作用のリスクを高める要因
以下の要因が、CBDオイルの副作用のリスクを高める可能性があります。
- 高用量の摂取: 摂取量が多いほど、副作用のリスクが高くなります。
- 長期的な摂取: 長期にわたって摂取すると、副作用のリスクが高くなります。
- 他の薬との併用: 他の薬と併用すると、相互作用を起こし、副作用のリスクが高くなります。
- 肝機能障害: 肝機能が低下している場合は、副作用のリスクが高くなります。
安全なCBDオイルの選び方
安全でCBDオイルの効果が期待できる選び方を3つのポイントに分けて解説します。
信頼できるメーカーを選ぶ
CBDオイルは、品質や安全性にばらつきがあるため、信頼できるメーカーを選ぶことが重要です。
- 第三者機関による認証を受けているメーカーを選ぶ: 第三者機関による認証を受けているメーカーは、品質や安全性が一定レベルであることを保証されています。
- 製造過程が透明性のあるメーカーを選ぶ: 製造過程が透明性のあるメーカーは、信頼できる可能性が高いです。
- ユーザーの評判が良いメーカーを選ぶ: ユーザーの評判が良いメーカーは、品質や安全性が高い可能性が高いです。
品質の高い製品を選ぶ
CBDオイルは、品質の高い製品を選ぶことが重要です。
- CBD濃度が高い製品を選ぶ: CBD濃度が高い製品は、効果が期待できます。
- THC含有量が少ない製品を選ぶ: THCは精神活性作用があるため、THC含有量が少ない製品を選ぶことが重要です。
- 添加物が入っていない製品を選ぶ: 添加物が入っていない製品は、安全性の高い製品です。
自分に合ったCBD濃度を選ぶ
CBDオイルは、自分に合ったCBD濃度を選ぶことが重要です。
- 初心者: CBD濃度が低い製品から始めることをおすすめします。
- 症状が軽い方: CBD濃度が中程度の製品を選ぶことをおすすめします。
- 症状が重い方: CBD濃度が高い製品を選ぶことを
- おすすめします。
- 運動選手: ドーピング検査で陽性反応が出る可能性があるため、CBD含有量が少ない製品を選ぶ必要があります。
CBDオイルの使い方
適切な摂取量
CBDオイルの適切な摂取量は、体重や症状、製品のCBD濃度によって異なります。
- 一般的には、1日あたり10mg~30mgのCBDを摂取するのが目安です。
- 症状が重い場合は、徐々に摂取量を増やすことができます。
- 初めて使用する場合は、少量から始めることをおすすめします。
服用方法
CBDオイルは、舌下滴下、経口摂取、外用など、様々な方法で服用することができます。
- 舌下摂取:オイルを舌下に数滴垂らし、30秒ほどかけて吸収させます。
- 経口摂取:オイルをそのまま飲み込んだり、カプセルに入れて服用したりします。
- 経皮摂取:肌に塗布します。
注意点
CBDオイルは医薬品ではないので、妊娠中・授乳中の方は、使用前に医師に相談してください。
また、子供の手の届かないところに保管してください。
CBDオイルに関するよくある質問
CBDオイルは合法?
日本では、THC含有量0.3%以下のCBDオイルは合法です。
CBDオイルは医師に相談する必要がある?
CBDオイルは医薬品ではありませんので、医師に相談する必要はありません。
ただし、妊娠中・授乳中の方、持病がある方、他の薬を服用している方は、使用前に医師に相談することをおすすめします。
CBDオイルは他の薬と併用できる?
CBDオイルは、他の薬と併用すると、相互作用を起こす可能性があります。
他の薬を服用している方は、使用前に医師に相談してください。
まとめ
CBDオイルは、安全性の高い健康食品ですが、まれに副作用が現れることがあります。
CBDオイルを使用する前に、この記事で紹介した情報を参考に、自分に合った製品を選び、適切な方法で使用してください。
また、CBDオイルは医薬品ではありませんので、病気の治療や予防のために使用するものではありません。
病状がある場合は、必ず医師に相談してください。