【声が震える】人前で緊張しない方法9選!誰でも緊張やあがり症を克服できる

【声が震える】人前で緊張しない方法9選!誰でも緊張やあがり症を克服できる

人前で話す時に声が震えてしまったり、声が詰まって中々話せない人は多いのではないでしょうか?

今回は、すぐに実践できる人前で緊張しない9つの方法を紹介します。

 

すぐに実践できる!人前で緊張しない方法9選

すぐに実践できる緊張しない方法として、以下の9つをまずは試してみてください。
  1. 呼吸法を活用
  2. 事前準備の徹底
  3. 視線のコントロール
  4. ポジティブな自己暗示
  5. 体の緊張をほぐす
  6. 発表前のルーティン作り
  7. ゆっくり話す
  8. 掴みで関係作り
  9. ツボを押す

呼吸法を活用(4ー4ー4の呼吸法)


発表の5分前などで時間がない時や強い緊張を感じた時は、人前で緊張しない方法として「4-4-4の呼吸法」を実践してみましょう。


「4-4-4の呼吸法」は、4秒かけて息を吸い、4秒間息を止め、4秒かけてゆっくり吐く呼吸法です。 >


4-4-4の呼吸法のStep

  1. 静かな場所に立つか座る
  2. 目を軽く閉じるか、一点を見つめる
  3. 鼻から4秒かけてゆっくり吸う(この時、お腹が膨らむのを感じる)
  4. 4秒間息を止める(無理のない範囲で)
  5. 口から4秒かけてゆっくり吐く(この時、お腹がへこむのを感じる)
  6. これを3回繰り返す

4-4-4の呼吸法は、副交感神経に働きかけ、心と体の緊張を解きほぐす効果があります。


とはいえ、呼吸を意識するのは意外と難しいものです。

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事前準備の徹底

人前で話す内容の要点を紙にまとめるなど、事前準備を徹底することで長期記憶の一種である手続き記憶が形成されます。

また、予期不安が軽減されるとともに、人前での緊張を和らげます。


事前準備の徹底に効果がある理由は、準備による自己効力感の向上と不確実性への不安軽減にあります。


これは、「準備をしている」という安心感が、実際の本番での緊張を和らげることにつながります。


事前準備の内容は、内容の把握・実際に練習・資料の準備に分けることができます。

内容の把握

  • 発表内容を箇条書きにしてまとめる
  • 重要なポイントに印をつける
  • 説明が難しい部分は簡単な言葉に置き換える

 

練習方法

  • スマートフォンで録画して自分の話し方をチェック
  • 鏡の前で練習し、姿勢や表情を確認
  • 家族や友人の前で予行演習を行う

 

資料の準備

  • 配布資料は余分に用意
  • パソコンのバッテリー残量確認
  • バックアップデータの用意

視線のコントロール


視線のコントロールが有効な理由は、聴衆との適度な距離感を確保しながら、自身で状況をコントロールしている感覚が得られるためです。


特に、友好的な表情を見ることでオキシトシン(安心ホルモン)の分泌が促進され、緊張が和らぎます。

また、視線を適切に動かすことで、緊張時に起こりがちな視線の固着を防ぐことができます。


効果的な視線コントロールの方法として、会場を3つのエリアに分けながら、(左・中央・右)各エリアを均等に見つつ、一人一人を2-3秒ずつ見ると、緊張がとても和らぎます。

ポジティブな自己暗示

ポジティブな自己暗示が効果的なのは、ネガティブな自動思考を前向きな思考に置き換えることで、前頭葉が活性化され、脳内のセロトニン分泌が促進されるためです。

これにより、自己効力感が向上し、緊張状態が改善されます。

 

具体的な実践方法3つ

  • 朝起きてから鏡を見ながら声に出す
  • メモに書いて携帯する
  • 発表直前に心の中で唱える

体の緊張をほぐす

簡単なストレッチは、筋肉の緊張緩和と血液循環の改善に役立つことで、体の緊張をほぐす効果があります。


身体的なリラックスは精神的なリラックスを誘発し、エンドルフィン(幸福ホルモン)の分泌を促進します。これにより、心身ともにリラックスした状態を作り出すことができます。


手軽にできる簡単なストレッチ方法

  • 肩を前後に10回ゆっくり回す
  • 首を左右にゆっくり倒す(各5秒)
  • 手首を回す(各方向10回)

発表前のルーティン作り

発表前のルーティン作りも人前で緊張しない方法としておすすめです。

習慣化された行動は脳の負担を軽減し、ストレス反応を制御する効果があり、決まった手順を踏むことで、心理的な安定性が増すことから緊張しなくなると考えられています。

例えば、事前にタイムスケジュールを組み、発表前のルーティンとして行動します。

タイムスケジュールの例

  • 発表30分前:会場近くに到着
  • 20分前:トイレに行く
  • 15分前:会場入り
  • 10分前:資料の最終確認
  • 5分前:水分補給

ゆっくり話す

普段の会話の8割程度の速さにし、1文ごとに小さな間を入れることを意識して、話し方の工夫をしてみましょう。

一定の呼吸リズムの確立と声帯への負担軽減が身体に落ち着きをもたらし、ゆっくりと話すことで自身の言葉をコントロールできているという感覚も得られます。

より人前で緊張しないためには声の出し方まで意識するとより効果が実感できます。

声の出し方

  • お腹から声を出す
  • やや大きめの声を意識
  • 文末まではっきりと発音

掴みで関係作り

発表の頭に掴みを入れることで聴衆との関係作りを行うことは、人前で緊張しない方法としておすすめです。

聴衆との関係作りが効果的なのは、安心感と親密感の形成によるストレス軽減効果があるためです。

これは、オキシトシンの分泌を促進し、ストレスホルモンであるコルチゾールの低下をもたらし、人との良好な関係性が緊張を和らげる重要な要素となります。

聴衆との関係作りの例

  • 開始前の雑談:
    • 天気や会場の様子について軽く触れる
    • 参加者の所属や興味を聞く
    • 笑顔を意識的に作る
  • 双方向なコミュニケーション:
    • 簡単な質問を投げかける
    • うなずきや反応を見る
    • 聴衆の表情から理解度を確認

ツボを押す

人前での緊張を和らげる方法として、ツボ押しは科学的にも効果が実証されているリラックス法です。

適切なツボへの刺激により、緊張時に高まる交感神経の働きが抑制され、エンドルフィンの分泌が促進されます。

これにより、自然な形で心身をリラックスさせることができます。

特に効果的なツボは、手首内側の「内関」、親指と人差し指の付け根にある「合谷」、頭頂部中心の「百会」、そして胸の中心にある「膻中」です。

これらのツボは、それぞれ緊張緩和、ストレス軽減、精神安定、呼吸の安定化に効果があります。

刺激方法としては、中程度の力で円を描くように、各ツボ10-15秒程度押すことをおすすめします。

特に発表30分前からの実践が効果的で、待機中や緊張を感じた時にも適宜行うことができます。深呼吸と組み合わせることで、より高い効果が期待できます。

 

効果的なツボとその位置

  • 内関(ないかん)
    • 手首の内側、横じわから指3本分上
    • 緊張・不安の軽減、吐き気の抑制
  • 合谷(ごうこく)
    • 親指と人差し指の付け根
    • ストレス軽減、頭痛緩和
  • 百会(ひゃくえ)
    • 頭頂部の中心
    • 精神安定、集中力向上
  • 膻中(だんちゅう)
    • 胸の中心、両乳頭の中間
    • 呼吸の安定化、不安感の軽減

なぜ人前で緊張してしまうのか?

人前で緊張するのは誰にでも起こる自然な反応です。

私たちの脳は、人前に立つという状況を「危機的状況」として認識し、様々な生理反応を引き起こします。

 

防衛本能としての自然現象

人が緊張するのは、太古の昔から受け継がれてきた防衛本能が関係しています。

人前に立つという状況で、私たちの脳は「危険」を感知し、戦うか逃げるかの「闘争逃走反応」を引き起こします。

この時、体内ではアドレナリンやコルチゾールなどのストレスホルモンが分泌され、心拍数の上昇、発汗、手の震えといった生理反応が起きます。

これは生存本能として組み込まれた自然な反応であり、完全になくすことは難しいものの、適切な対処法を知ることで、この反応をコントロールすることは可能です。

自分に意識が向いてしまっている

緊張が強まる大きな要因の一つは、過度に自分自身に意識が向いてしまう「自己注目」の状態です。

「自分の声は震えていないだろうか」「変な表情をしていないだろうか」といった具合に、必要以上に自分の状態を気にすることで、本来注目すべき発表内容や聴衆とのコミュニケーションに集中できなくなります。

この自己注目の状態は、さらなる緊張を生み出す悪循環を引き起こします。

緊張を和らげるためには、意識を外部に向け、聴衆とのコミュニケーションに焦点を当てることが効果的です。

準備不足

準備不足による不安は、緊張を増幅させる大きな要因です。

十分な準備ができていないという状況は、脳が「危機的状況」と認識する度合いを高めます。

発表内容の把握が不完全だったり、想定質問への回答準備が不十分だったりすると、不安が増大し、それが身体的な緊張症状として現れます。

一方で、入念な準備を行うことで、自信が生まれ、緊張を軽減することができます。

本番で人前で緊張しないためには、内容の理解と練習を徹底することが重要です。

人前で緊張して声が震える時の対処法

人前で声が震えてしまうのは、多くの人が経験する問題です。

身体面とメンタル面の両方から対処法を実践することで人前で緊張せずに話すことができます。

緊張すると声が震える原因

緊張すると声が震える原因には、主に2つの要素があります。

  • 呼吸が速く浅くなる
  • 喉周りの筋肉が硬直する

まず1つ目は、緊張すると呼吸が速く浅くなることです。これにより、息が不安定になり、声もおのずと震えやすくなります。

2つ目は、喉周りの筋肉が硬直することです。喉の筋肉が緊張によって硬くなり、声帯の自由な動きが妨げられるため、声が震えやすくなるのです。

人前で緊張して声が震えるのを抑えるには、体と心の両面からアプローチすることが有効です。

また、心拍数の上昇や血圧の上昇も、声の震えを引き起こす要因となります。

この生理的な反応はとても自然なものですが、深い呼吸や適切な発声法を意識することで、ある程度コントロールすることが可能です。

声が震える時の対処法~身体~

身体面からのアプローチとして、まず重要なのが呼吸法の改善です。

腹式呼吸を意識し、ゆっくりと深い呼吸を心がけることで、声帯周辺の緊張を和らげることができます。

また、発声前の準備運動として、肩や首のストレッチ、顔の筋肉をほぐすマッサージなども効果的です。水分補給も忘れずに行い、喉を潤した状態を保ちましょう。

声を出す際は、お腹から声を出すことを意識し、やや大きめの声で話すことで、震えを抑制することができます。

これらの対処法は、事前に練習しておくことで、本番でより効果を発揮します。

声が震える時の対処法~メンタル~

身体で声の出し方を習得することは重要ですが、緊張で頭がパニックになると、普段できることも難しくなってしまいます。

そのため、メンタル面からのアプローチも併せて身につけることで、より確実な克服が可能になります。

練習中や友人と話す時は大きな声が出せるのに、人前に立つと途端に声が出なくなってしまう方が多くいますが、これは単なる偶然ではありません。

人前に出た瞬間の心理的プレッシャーや、「人前では特別な自分でなければ」という思い込みが、自然な声を妨げているのです。

特に意識してほしいポイントとして「声の大きさと緊張度は反比例する」という法則があります。

 

声を大きく出すほど緊張は弱まり、逆に小さな声しか出せないと緊張は増していきます。この単純な原理を理解するだけでも、多くの方の意識が変わります。

よくありがちなのが緊張や羞恥心から声を抑えてしまい、それが更なる緊張を招くという悪循環です。

小さな声で目立たないように話し、視線も合わせられず、結果として声の震えが止まらなくなってしまいます。

発表前には、自分の長所や過去の成功体験を思い出し、自己肯定感を高めることが効果的です。

さらに、本番前にイメージトレーニングを行うことで、実際の場面での不安を軽減することができるでしょう。

まとめ

今回は、人前で緊張しない方法として9つの技術を紹介しました。


メンタル面も大きく作用するので記事中で紹介した意識方法も取り入れながら実践してみてください。