1.ベイプとは?
ベイプとは、電子タバコの一種で、ニコチンやフレーバーを加熱して水蒸気にして吸引する仕組みを持つ製品です。
最近では、喫煙による健康リスクがクローズアップされる中、タバコを吸う代わりにベイプを利用する人が増えてきています。
特に20〜30代の若い男性は、自分の健康を考慮してベイプに興味を持つことが多です。
20〜30代の男性は、仕事やプライベートでストレスを抱えることが多く、ストレス解消の一つとしてタバコに頼っている人も少なくありません。
しかし、タバコの有害性がクローズアップされる中で、健康的な選択肢としてベイプに目を向ける人が増えています。
このガイドでは、喫煙経験がないベイプ初心者の方に向けたベイプの基礎知識や種類、おすすめの使用方法についてご紹介していきます。
1-1.加熱式タバコとの違い・仕組み
グリセリンを含んだタバコ葉を、燃やさず高熱で加熱することによってニコチンを含んだ蒸気を生じさせ、吸い込むのが加熱式タバコの特徴です。
一方でベイプとは、液体であるリキッドを加熱し、その水蒸気を吸引する仕組みのことを指します。
ベイプを吸って吐いた時に出てくるのが「煙」だと誤解されることがよくありますが、ベイプを吸って吐いた時に出てくるのは「水蒸気」です。
また、ベイプにはニコチンを含んだものや、フレーバーのみのものなど、様々な種類があり、利用する方の目的や好みに合ったものを選んでいただくことができます。
1-2.健康面への影響は?
ネイチャー誌によると、ベイプの長期使用による健康被害はないとのことです。
研究内容は、ベイプの利用者・非利用者の心肺・循環機能を示す様々な数値を観測。3年半の観測の結果、血圧、心拍数、体重、肺機能、呼吸器症状、呼気中の二酸化窒素・一酸化炭素、肺の高解像度断層写真のいずれも健康被害はみられないと発表されました。
参考リンク:電子タバコの健康への影響: 喫煙したことがない定期的な毎日のユーザーの 3.5 年間の前向き研究|週刊科学ジャーナル「nature」
https://www.nature.com/articles/s41598-017-14043-2
1-3.主なベイプタイプ
ベイプを初めて手に取る際、多くの種類があり迷ってしまうということもあるかと思います。
そこで、ベイプの主な3つのタイプについてそれぞれの特徴を紹介していきます。
▼ベイプの主な種類
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・PENタイプ
PENタイプは、スリムな形状で持ち運びやすく、使い方も簡単で、手頃な価格な点が特徴です。
ただし、リキッドの量が少ないため、リキッドの注入回数が増えるなどの手間もかかったり、
水蒸気の出力を調節できないため、吸い応えが他のベイプと比べても劣ります。
・BOXタイプ(MODタイプ)
BOXタイプは、大きな本体でリキッドを多量に注入できるのが特徴です。
MODタイプとも呼ばれ、出力数や温度の高さなど細かな調整が可能なため、
水蒸気の量を多くすることもでき、吸い応えを楽しみたい人におすすめです。
バッテリーの容量も大きいので、出先でも充電を気にすることなく楽しむことができます。
一方で、本体が大きい分、重さもあり主張もやや強いので、利用シーンもやや限られてしまいがちであったり、パーツのメンテナンスが必要であったり手間もかかるので、自分好みのデバイスを使いたいベイプ上級者におすすめです。
・PODタイプ
PENタイプとBOXタイプの良いところを取り入れたのが、PODタイプで、PENタイプに比べるとバッテリー容量も大きく、水蒸気も多いので吸い応えがあり、大きさもPENタイプとほぼ同じくらいなので、取り扱いや操作も簡単に使えて邪魔になりません。
何よりPODタイプは他のタイプに比べ、面倒で難しい手入れやメンテナンスが不要で、PODと呼ばれる部分を付け替えるだけで気軽にベイプを楽しむことができるため、最近ではPODタイプのベイプが特に人気があります。
以上、ベイプ別の特徴をまとめてみると以下のようになります。
オススメは持ち運びやすさ・吸い応え・メンテナンスのバランスが取れているPODタイプです。
▼ベイプの種類別比較表
1-4.ベイプが人気な理由
次にベイプが最近人気を集めている主な理由を紹介していきます。
▼ベイプが人気な理由
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・フレーバーの豊富さ
ベイプには、果物やデザートなど多彩なフレーバーがあるため飽きが来ず、
その時々の気分によってお好みのフレーバーを選択していただくことができます。
・見た目のオシャレさ
ベイプは見た目やデザインが個性的で、ファッション感覚で楽しめるという面があります。
20代から30代の男性は、オシャレ感を大切にすることが多いので、見た目が魅力的なベイプをファッションアイテムとして利用することもできます。
・ニコチン含有量が調節できる
ベイプは、ニコチンを含んだものからニコチンフリーのものまであるため、非喫煙者の方がベイプのフレーバーを楽しむことを目的として利用したり、喫煙者の方が少しずつニコチン含有量を減らし、減煙・禁煙を目的として利用したりと、自分の目的に合わせて利用することができます。
・周囲への配慮
ベイプはタバコとは違い、水蒸気を吸引して利用するため、煙臭さもなく周囲にも迷惑をかけず気軽に楽しんでいただくことができます。
そのため、喫煙者の方がタバコの代わりにベイプを利用し始めるケースが増えてきています。
1-5.ベイプのデメリット
では、ベイプを使用するのにあたってのデメリットはあるのでしょうか。
べイプは健康増進法の規制対象外なので、タバコと異なり法律的にはどこで吸っても問題はありません。
しかし、ベイプはリキッドを気化させて、ガスにして摂取する製品です。そのため、煙が出ること・フレーバーによってはにおいが強いことから、周囲の方の迷惑になる可能性もあります。
一見しただけでは、べイプとタバコの区別がつきにくい場合もあるため、誤解を与える可能性もあります。
周囲に不快感を与えないように場所を選んで吸うことは最低限のマナーです
2.ベイプの基本的な構成
ベイプデバイスには、バッテリーとアトマイザーの2つの部分があります。
バッテリーは、デバイスを起動し、アトマイザーに電力を供給し、リキッドを蒸気に変換する役割を果たします。
一部のデバイスには内蔵バッテリーがあり、他には交換可能なバッテリーが使われています。
アトマイザーは、電力を使ってリキッドを蒸気に変える部分です。
最近では、バッテリーとアトマイザーが一体化したPODタイプも登場しました。
3.ベイプの選び方
前述の通り、ベイプには様々な種類があるため、自分に合ったものを見つけ出すことが大切です。
オススメはPODタイプですが、PODタイプを選ぶ際のポイントを解説します。
・バッテリー容量に注意する
POD型のVAPEは本体がコンパクトで軽量となっているため、バッテリー自体のサイズも小さくなってしまう場合があります。
とはいえ、1回のフル充電で1日使用できるものがほとんどですし、スマートフォンなどにも使える持ち歩き式のUSB充電器などを用意しておけば、もしも外出先で充電が切れてしまってもさほど困ることはありません。充電がしやすい・バッテリーの持ちが良いものを選ぶことで、より便利にベイプを使うことができます。
・フレーバーが豊富かどうか
ベイプの楽しみ方の一つに、幅広いフレーバーを楽しめるという点が挙げられます。メーカーにより展開されているフレーバーは様々なため、自分の好きなフレーバーがある・フレーバー展開が豊富なPODタイプを選ぶことが大切です。
4.ベイプの使い方
4-1.起動方法
ベイプの使い方として、まずベイプの起動が必要です。
最近ではボタン操作がいらないPODタイプが人気で、吸い始めるだけで使うことができます。
一方で、ボタンを押すと起動し、長押しで吸い込めるタイプもありますが、使用方法はお好み次第です。
リキッドの注入は簡単で、アトマイザーを外してリキッドを入れるだけです。
ただし、リキッドがなくなる前に追加することが大切です。
また、アトマイザーを正しく戻すことも忘れずに行ってください。
最適な吸引を得るためのヒントとして、自分に合った吸引方法を試すことが重要です。
ベイプの中には吸引の強さを調節できる機能があるものもあり、自分だけの最適な吸引方法を見つけていただくこともできます。
4-2.吸い方
最適な吸い方を得るためのヒントとして、自分に合った方法を試すことが重要です。
ベイプの中には吸引の強さを調節できる機能があるものもあり、自分だけの最適な吸い方を見つけていただくこともできます。
ここではMUZE製品「RECOVERY VAPE」のオススメの吸い方を例としてご紹介します。
①ベイプを口に当て、ゆっくりと吸います。
②煙を口に溜め込み、香りを味わいます。
③溜めた煙を2〜3秒かけて、ゆっくりと肺に吸い込みます。
④5秒〜10秒ほど煙を肺に溜めます。
⑤最後に、鼻からゆっくりと煙を出します。
4.ベイプのメンテナンス方法
ベイプを長持ちさせるためにはメンテナンスが重要です。
定期的にメンテナンスを行うように心がけてください。
・ リキッドの交換
リキッドがなくなったら、新しいものを足さなければベイプは使えません。
お好きなリキッドを試してみましょう。
・ アトマイザーのクリーニング
アトマイザーをクリーニングすることでリキッドの味がより良くなります。
クリーニング方法は簡単で、水やお湯で洗うだけですが、細かい部分に注意が必要です。
・バッテリーの保護
適切な充電と放電を行うことで、バッテリーの寿命を延ばすことができます。